嫌な音が聞こえてしまう仕組みは音が耳から脳まで届くまでのあいだにトラブルが起きているからです。

通常音の聞こえる仕組みは、

音を耳の穴でキャッチする→耳の中の中耳、内耳という機関へ音を運ぶ→音を脳に正確に届けるために音を電気信号へ変えて脳に運ぶ→脳が正確に電気信号を捉えることにより音が聞こえる。です。

耳鳴りの場合には、この過程のどこかの段階で上手く音が伝えられていない時に、

「脳がもっと音がしっかり届くように」と感度を上げます。

それにより、通常は拾う必要のない音までが脳に届いてしまうために耳鳴りが起こります。

耳鳴りの大元の原因は自立神経の乱れです。

自律神経とは交感神経と副交感神経と呼ばれる二つの神経からなり、自分の意識とは関係なく出ています。

交感神経は緊張していたり、何かに集中している時に出る神経であり

副交感神経は逆にリラックスをするときに出る神経です。

自律神経が正常に働くことで日常生活を不調なく送ることが出来ています。

例えば、何か心配事があったりした時に食事がうまく喉を通らないときや食欲がないときがありますよね？

通常、食事を取る際には副交感神経が優位にある事で、胃腸の働きが活発

これはうまく自律神経が乱れてしまい起こる現象です。

耳なりも同じ原理です。

音を聞こえるようにしようと交感神経が過剰に働きすぎる事で、通常聞こえなくても良いはずの音まで拾ってしまっているのです。